鎮痛剤

症状別ブログ

2021.03.19 更新

頭痛持ちの方は多かれ少なかれ頭痛の薬を飲んだことがあると思います。



 

今回は、頭痛薬、主に市販薬の話です。

 

 

市販薬では、

 

・ロキソプロフェン

・イブプロフェン

・アスピリン

・アセトアミノフェン

・イソプロピルアンチピリン

 

……といった成分がよく使われています。

 

ロキソプロフェンは、ロキソニンSという薬の主成分です(というかこれしか入ってない)。
NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)と呼ばれていて、鎮痛作用も消化器への副作用も強いのが特徴です。が、ロキソプロフェンは体内に吸収されてから作用するので、胃腸への副作用は軽減されます。ちなみにロキソプロフェン自体には眠くなる作用はありません。

 

イブプロフェンもNSAIDsのため、鎮痛作用・副作用とも強いのですが、その中でも特に胃腸障害が少ないとされています。NSAIDsはPG類(痛み成分)を出すCOXと呼ばれる物質に作用し、PG類が出るのを阻害します。しかし同時に胃を守る成分が出るのも阻害してしまうため、どうしても胃腸にダメージを与えます。

 

アスピリンはアセチルサリチル酸とも呼ばれる世界で初めて人工合成された医薬品です。こちらもNSAIDsですので胃腸障害には注意が必要です。小児への使用は禁忌とされています。

 

アセトアミノフェンは、作用が穏やかな解熱鎮痛剤です。皮膚の血管を広げて熱を放散させたり、痛みの感受性を下げたりします。NSAIDsよりも効果が緩やかで、副作用も少ないので長期の使用も比較的安全です。強い炎症による痛みには向いていません。

イソプロピルアンチピリンは、ピリン系とよばれる解熱鎮痛剤です。重篤な副作用が出る事があるので注意が必要です。しかし、痛み止めとしてはとても優秀なので、アレルギーがなければ選択肢に入ります。

 

ざっと市販薬によく含まれている成分を紹介してみました。どの薬も効果と副作用があり、そこは常に注意しなくてはいけません。しっかりと裏面、もしくは中に入っている説明をチェックしてから使うようにしましょう。

 

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投稿者: アット接骨院