梅雨に入り、湿度が高くなったり、気圧差・温度差が激しくなる時期が来ました。頭痛も重くなりやすい時期です。
頭痛の対処法は色々ありますが、今回は栄養の観点からみていこうと思います。
まず頭痛の方に摂ってほしい栄養素は、マグネシウムとビタミンB2(リボフラビン)です。
マグネシウム
頭痛薬にもよく添加されています。
「丈夫な骨を作る」「動脈を弛緩させ血圧を下げる」「親族や動脈を含めた筋肉のケイレンを抑える」「神経の興奮を抑えて心を落ち着かせる」といった効果があります。
頭痛的には「動脈を弛緩させ血圧を下げる」のと「神経の興奮を抑える」という所が効果を期待できます。
ビタミンB2
水溶性ビタミンで摂りすぎの心配がありません。
「脂質の代謝を助ける」「過酸化脂質の分解を促進する」「粘膜を保護する」「皮膚や爪、髪などを作る」「ミトコンドリアの働きを助ける」といった働きをします。
頭痛的には「過酸化脂質の分解」と「ミトコンドリアの働きを助ける」というのが有効そうです。
※片頭痛の人はミトコンドリアの働きが悪いと言われていて、ビタミンB2によってその働きを改善した結果、改善したそうです。ただ研究の際には400㎎くらい投与したようなので、けっこうな量です。ビタミンB2は一度に吸収できる量が27㎎程なので、実際にはもっと少ない量でいいのでは?と思います。
マグネシウムは、ホウレンソウ・アーモンド・ヒジキ・玄米ご飯などに多く含まれています。カルシウムとのバランス(Mg1:Ca2くらい)が大切なので、一緒に摂る事をおすすめします。
ビタミンB2は、レバー・ウナギ・カレイ・鶏卵・納豆・アーモンドなどに多く含まれています。上記のように必要量はけっこう多いと思われるので積極的に摂っていくと良いと思います。
逆に頭痛を持つ人におすすめできないのが、赤ワイン・チョコレート・チーズです。チラミン(ビタミンB1)やアミンが含まれているものがよくないとされています。
が、アルコール以外は摂取量と体質で誘発されるかどうかは個人差があります。明らかに摂取すると調子が悪くなるもの以外はあまり神経質になりすぎない方がいいと思います。
食べ物で頭痛(特に片頭痛)が誘発されるということも多々ありますので、普段食べているものを見直してみても良いかもしれません。
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